東京投資女子。

会社員をしながらあらゆる投資を実践するアラサー女子のブログ!おすすめ投資や、お金(価値基準)の考え方、コミュニケーションでひととのつながる"資産"を築く方法を模索します。

10回の「ほどほどごはん」より1回の「最高」を。

10回の「ほどほどごはん」より1回の「最高」を。せっかくお金を使うなら、の視点のこと。

このブログでもしばしば出る「飲み会」や「ごはん」の話。
(わたしが本当に好きなのです、笑)

 

先日、とっっても美味しい焼肉やさんで、友人周りでお祝いをしに行った。
個人的には、いつもこれまで「コースなら5,000円以下くらいかな」という限度の感覚でいたんだけど、そこは当たり前に「7,000円」「10,000円」のコースがあるお店。一瞬ひるんだけど、お祝いということもあって友人の後押しもあり、そこで食べることにしたのです。


まずは、お料理も最高。
個室の一卓。キムチやナムルから始まって、上品のあるサシの入った上質肉のオンパレード。イチボ、ザブトン、トウガラシ。カルビやロースだけじゃないお肉が続々と運ばれてくる。普通、主役級じゃないか!?と思えるA5ランクの肉が食べきれないほどテーブルじゅうに並ぶ。そんな圧倒される、まずは肉たち。


それでも、どちらかというと気になったのはサービスの方で。
お店に迎え入れてから、最後のお見送りまで、一瞬に向き合っている、そんな気合と心遣いを感じられたのです。
サービスの徹底ぶりに、すっかり感心!


店頭に入った時のアイコンタクト、スムーズさ。
席へのご案内と、店員さん同士の連携プレー。
お料理のおすすめの仕方と、バッシング(お皿を下げること)のタイミングや、次のドリンクのおすすめの会話の「間」の取り方。
一つ一つの料理をサーブする時の、複数人で宴会メンバーに平等に同じタイミングで提供できるようにする気遣い。
さらに、1枚1枚丁寧に目の前で焼いて提供してくれるような、エンターテイメント要素のある食、など。
こういう一朝一夕じゃできない「空間の作り方」は、やっぱりお金をちゃんと投資した空間ならではで生まれるものだと思うのです。そう、ただの「配膳係」じゃなくて、「サービスマン」として教育されている余裕があるかどうか、・・・etc.

 

きわめつけは、お祝い用の肉ケーキ(花火付き)を出す時も、「誰が主役か」と配席図を気にしたり、声を揃えて祝うタイミングを変えてみたり、店員さんが写真を撮ろうかと言ってくれたり。もう、ほんといい大人たちが一生懸命お祝いのやり方を考えてくれる姿は、涙が出そうです。
いつになっても、こういうお祝いごとは、当人にお披露目するまでの緊張感たるや、計り知れないもの。だからほんとうに一つ一つは細かいことでも、積み重ねると、なんだかすごく「愛」を感じるし、主催者とは、無事遂行できれば信頼と安心が増すのです。


お料理を楽しんだり、コスパ重視でお店を選ぶのも宝探しみたいで楽しい。
でも、お料理の値段+αでお金を取っているような、きっちり「サービス」をしてくれるお店に入ると、なんだか心が豊かになる。
誰かが自分(たち)に対して次のニーズを真摯に汲み取ろうとしてくれているという空間は、やっぱり、居心地が良いし、ちゃんとその分の価値を渡すべきなんだと思う。

 

5,000円のほどほどの10回より、50,000円の1回を丁寧に味わう方が人生の満足度が高いのかもしれない。
安いのは安いなりの理由があるし、高いには高いなりの理由があるもの。


せっかくなら、記憶に残る「消費」をしよう。