会社は、人を幸せにするチャンスの宝庫。
今日は相手への「価値」の話を。
会社に所属する、多くの方へ。
今日一日で、会社で何人の人を笑顔にしたか?を考えたとき、どう思えるか。
これからの時代、会社に所属することだけが全てじゃない。
どんどん辛い労働はなくなっていく。AIで効率化されていく。好きなことが仕事になりやすくなる。と、仕事の過渡期にいる。フリーランスでもyoutuberでもinstagrammerでも、稼ぎ方はどんどん変わっていて。
そんな中、会社にいる価値って何だろう、と考えてみた。
一日一日組織で仕事をしていると、常に自分のことにいっぱいになってしまうのは誰だってそう。
そう、現代の企業人はとにかく忙しい。
とかく、一生懸命に仕事をしている人ならなおのこと。
それでも、たくさんの人と関われるチャンスに溢れた会社での仕事は、それでも尊いものだと思う。
そう、会社は人の喜びや幸せを生み出すチャンスの宝庫なのである。
朝出勤して、エレベーターが同じになった人。
仕事の中で声を掛け合いながら進めるチームの仲間。
お昼休みにあれこれ言いながらたわいもない話や会社を超えた話のできる同僚。
売店でたまたま出会った別の部署の先輩。
帰りがけ、「1時間だけ!」とさくっと飲みに行った仲良しの同期。
そう、会社という場所に所属することは、「誰かと出会う場」や「人と関わる機会」が無償で提供されているのである。
(もちろんその対価分、いやそれ以上に「はたらく」はマストだけど・・!)
自分も決して「会社大好き!ラブ!」というタイプではないけれど、それでもこれだけ多くの人と関われるチャンスは、もうそれだけで本当はとても貴重なものなのだ。
もし、たった一人で仕事をしていたら?
仕事を始める時に、「おはよう」という人がいないかもしれない。
自分の身に起こった「ちょっとクスリと笑う出来事」を共有できる人がいないかもしれない。
やりがいのある仕事を終えて「疲れたね、頑張ったね」とビールを一緒に飲める人がいないかもしれない。
困った時に「これって何ですか?」と聞ける人がいないかもしれない。
想像してみると、それは思ったより、とても寂しい。
もちろん、フリーランスでも仲間とつながっていることは、もちろんある。最近はオンラインコミュニティも充実してるから、もちろん補填できるものもある。
それでも、会社員であることは、物理的にも「対面で会える仲間」が無償提供されている、一番基礎の状態とも考えられる。
名前を覚える。挨拶をする。覚えていた近況を報告し合う。知っている情報を共有する。
会社は、人間関係を築くときに、ベースとなるスキルが、自然と身につく貴重な場なのだ。
そして、その上で相手をちょっと笑わせる、喜ばせる、そんな幸せにする機会を見つけていく。
すると、気づかないうちに、相手への貢献の気持ちも貯まっていく。
きっとそんな時に、お金以外の価値がどこかに蓄積されていくものなんだと信じている。
会社の仕事に圧倒される時そんなことをたまに思い出したら、毎日がちょっぴり豊かになれるかもしれない。
たまには、今ある価値をもう一回拾い上げて、眺めてみよう。