「時間投資家」としての考え方。
前からずっと「投資家」になりたかった、私。
一般的に投資家といえば、多くのお金を事業や会社に投資する「お金」の投資家。
株や投資信託、外貨、ローンファンド…元手を使って、複利のメリットやドルコスト平均法などで、長期で価値を増やしていくその手法がなんだか不思議で、すごく興味があった。
実際に金融商品はいくつも試したけど、当たり前ですがもちろん元手がなければ、スケールしないんですよね。利率5%とかでも、2倍以上になるには20、30年かかる。そんな、待てない・・・!
でもそんな中、お金以外も資産があることをようやく理解できたのです。それらが、「信頼」であり「時間」。
そして今回は、「時間」にフォーカスしたいと思う。
昨今、time ticket(タイムチケット)やTimebankなどで、お金を価値尺度として使うような兆しが生み出されている。「わたしの30分、売り始めます」って、すごく先進的なことだと思うの。
timet ticket「自分の30分を3000円で売る」ということは、3,000円で自分の30分を提供することであり、3,000円というお金と自分の30分という価値を交換すること。Timebankは、「時間の取引所」と謳っているだけあって、もっとストレートに時間とお金の両替をしているようなもの。
つまり、お金は全員に平等に贈られている、一番大切にできる価値のなかのひとつという流れが、ますます加速しそうなんです。
もし、
「毎日、24万円あげる。でも、そのお金は24時間で消えてしまうの。使ってもいいけど、あげることはできない。そのうち、個人差はあるけど7万円くらいは生命の保証に使うかな。少なくともあと17万円あるね。どうする?」
と、言われたら、どんな印象を持つか。(もちろん、いや少なくともわたしは、全部使いたくなると思う。笑)
でもきっと、こういうことが実は毎日毎日繰り返されているのが、時間の価値なんだと思うのだ。
イメージとしては、
この世界に生きる全員に、1T。イメージは24TH、1440TMが付与されている。
(1日=1Tにしてみた。THもTMも造語です。笑)
毎日同じだけのTが付与されているから、全世界に生きる人は平等。でも、次の日にも持ち越せないし、誰かに渡すこともできない。じゃあ、どうやって使おうか、となる。
きっと進むと、お金(円)と時間(T)と、信頼(tr)が、かけ合わさってものやことを評価する世の中になる気がするな。
その時は、どんな世界になるんだろう。
お金(円)で買えるものが多い、いま。
でも、お金(円)で時間(T)と信頼(tr)は買えない。
そうすると、どうやら少なくとも(T)はとても重要な価値になりそうだ。
そこから考えると、自分の時間(T)が何によって占められているのか、それは自分にとってお金(円)を生むのか、信頼(tr)を生むのか、(勿論別のものでもあり)そのあたりのあり方は、どんどん多様化していきそうですね。
まずは貴重な(T)の価値を理解しつつ、この世の中の価値や今後のあり方を模索していきたい。