「お金を稼ぐこと」が目的から卒業しよう。
つい、やりがちなこと。
「お金を稼いで○○をやる」ではなく、「お金を稼ぐこと」が目的になってしまっていること。
私たちは決してお金を稼ぎたいわけじゃない。お金を稼いで、豊かな暮らしをしたり、心が躍る旅をしたかったり、素敵なものを手に入れたいと思うはず。なのに、どこかの瞬間で、この目的と手段が入れ替わってしまうことがよくある。
最近は「貯金1,000万円」なんて本や雑誌が煽るから、なんだかその金額を集めれば人生勝ち!逆にその額すらないとヤバい!そんな気持ちにならせるような流れも、ある。でも、きっとその額を手にした時、ほんとうに目指していた未来になっているかは、わからない。
それは、どこか「結婚して、最愛のパートナーと良い人生を歩みたい」ということが、ただ「結婚したい」ということに切り替わってしまっていることにとても似ている。
もちろん、稼ぐための基礎(それは会社で働くとか、起業してみるとか、投資とか)を考えることは、まず必須。でも、そこまでまず築けたら、きれいさっぱりその手段を忘れてしまう潔さも重要。
そして、そこからはひたすらこちらに集中。
”自分は、稼いで「何を」したいんだっけ?”
”どんな「気持ち」や「状態」になりたいんだっけ?”
ということ。
例えば。
・リゾートやスパに行きたい。
➡︎ 場所はどこ?国内or海外?海の側or自然が豊かな森の中?恋人orひとりで?どんな過ごし方をする?その時はどんな話で時間を過ごす?
・美味しいディナーに行きたい。
➡︎ 種類は?和食、エスニック、イタリアン、フレンチ?どんなファッションで向かうところ?平日or土日?カジュアルorフォーマルどんな雰囲気?具体的にお店は?
・飛行機のファーストクラスに乗りたい。
➡︎ どこに行くフライト?どのエアライン?機内ではどう過ごす?飲み物は?対応しくれるCAさんはどんなタイプ?誰と乗っている?
この各項目最初の「ぼやっ」とした願望なら、どんな人でも言える。その先の具体的なシーンが描ければ描けるほど、叶うスピードは早くなっていくものなのだ。
「とはいえ、そんないきなり想像できないよ・・・」というタイプの人は、
まずはInstagramのお気に入りの画像を集めたり、公開範囲を自分だけにしたPinterestなどで、とにかく直感で「ピン!」とくるものを集めるところから始めてみよう。
これまで「リゾート」とふわっとしていた願望が、画像に落とし込んだ瞬間に
「あ、透き通った海が見えるロケーションの場所に惹かれるんだ」
「灯りの使い方がロマンチックな場所が好きなんだ」
「大理石より、木目調の温かみがあるしつらえが落ち着くんだ」
そんな細かい自分の本音に気づくことができるはず。
もう明日、全てが叶っているとしたら、何を願いますか。
お金の稼ぎ方ではなく、ハッピーな使い方に集中して、もっと楽しく未来を描こう。