毎日の「余白」が、自分を満たしてくれる。
「今自分が持っているもので十分」
そう思えたら、きっと幸せだと思う。
ふと気づけば、今の世を生きる人の毎日は、気づくと「予定」と「仕事」に占拠されてしまう。もちろん、予定があることは楽しい。人気者の証でもある。誰かとつながっていることにもつながる。
それでも、勇気ある「余白」をつくってほしい。
「なんだか、満たされるなあ」と思う気持ちは、何にも追われずゆとりがある時に生まれるもの。
SNSの返事、スケジュールの調整、もちろん仕事のタスクも含め、”何かやらなければいけない”という状態は、徐々に自分の心を蝕んでいるもの。「何かやらなければいけないのにやっていない自分」というのを認識することで、無意識下に自分を結構責めていて、ダメージを与えてます。
また、自分が苦手な環境下に置かれた時も、予期せぬストレスを自分で解放するために、気づけば望まないアクションをしているもの。
たとえば最近。気づくと、こんなアクションを取ってしまったりすることはないでしょうか。
・暴飲暴食。お酒、外食、食事の量すべて。お腹いっぱいだと知っているのに、途中で止められない。
・彼氏にやつあたり。or 相手の予定を顧みず「早く会いたい」と思う通りにしようとする。
・誰かの言うことに勝手にネガティブに理解して、勝手に落ちこむ。
・何かほしい!とりあえず買いたい!と、物欲で解消。流行りのショップをとりあえず見て、普段着なそうなのに「雰囲気変えたい!」と、全然着れない色を買ってしまう。もしくは、ネットで欲しいものを探しまくる。手持ちがなくても、「ボーナスで払えばいいし」と思っちゃう。
・「なんか疲れたな」「癒されたいな」と思い、高めの美容系のサロンに駆け込んで必要以上に出費してしまう。
これ、こうやって書いていると「そんなの、ないよー」と思うんだけど、実際そのタイミングになると、気づかないうちに発生していたりします…。
(そしてさらによくないところは、これが1個発生すると、連鎖的に次のものに派生したりする)
自分が追い詰められてるな、とか、ストレスがかかっているな、と思ったら、自分が思っている以上に、スケジュールの余白をとってあげることをお勧めします。
3時間空いてるよ!とか、夜はゆっくりできるよ!とかではなくて、まるまる1日、なーーーんにも入れない、どこにもいかない、別にただ家でゴロゴロ寝ていてもいい、そんな日。「しなければいけないこと」が1個もない日。そんな日があると、自分の気持ちも体もすっきりクリアになるんです。
私は2ヶ月くらい息つく暇もなかった日々、ブレーカーがばちんと落ちるイメージで、1日体調を崩し寝続けました。すると、毒が抜けるようにすっきりしていたのでした。
お金をかけたリトリートなんて必要ない。(場合によってはあるけど)
スケジュールの中に、1ヶ月に1日だけでも、「自宅リトリート」の日をつくるのも良いかもしれません。
スーパーに出る必要もないように食材も買っておいて、洗濯も家事もおさぼりしてよくて、自分が好きなら本やみたい映画だけpick upしておいて、あとはぬくぬくお布団の中にいてもOK。例えば、そんな日。
自分に合った形の、「余白」をつくってあげることで、それ以外の日が輝き始めるはず。きっとその効果は、自分の顔色や肌ツヤ、心のコンディションが教えてくれるはず。身も心もちゃんと休めると、驚くほど肌がきれいになり、心がきらきらとポジティブに持ち直される。
そしてそんな自分から生まれる気持ちは、自然とただただ「今持っているもので十分」と思わせてくれるもの。今の自分で、十分素敵。そう思えることは、無駄な出費をしなくても、ただ一番自分を魅力的に見せてくれる、最大の方法なのかもしれません。