なりたい自分は「買い物」じゃ買えない
消費は、「なりたい」自分とつながっている。
東京は、「欲しい」!を生み出すプロだ!
つくづくそれを実感する。
つやつやの美bodyが手に入るボディコスメや、
身にまとえば一瞬で色気が手に入りそうなランジェリー。
羽織るだけでファッションセンスがずば抜けているように見えそうなコートに、
ラグジュアリーな雰囲気をまとえるハイブランドのバッグ。
気持ちが上がる、自分ががんばったご褒美に、ちゃんといいものを自分に与えてあげることは、ぜんぜん否定しない。
やっぱり一流の人とやりとりする上ではある一定の身なりであったりセンスが求められるし、確かにコスメやアクセサリーのおかげで自分の気持ちが変わる効能だって、自分が一番よく知ってる。
でも、買っただけじゃ、なりたい自分になんてなれない。
そのことはちゃんとわかった上で、買い物すべきだなと思っている。
お金をかけて何かを手に入れると、どうしても私たちはその瞬間になれたように錯覚してしまう。洋服を試着してショッパーを渡された瞬間にはその服を着て周りに一目置かれる自信に満ち溢れた自分を想像するし、ハイブランドのバッグをおろした日には年収が倍増した気分になり、あらゆる場所で厚遇されるようなイメージになる。
けれど、買い物だけに決して頼らないこと。
自信に満ちた外見は、凛とした姿勢や引き締まった体があってこそだし、
その人からにじみ出るセンスは、日々の習慣や立ち居振る舞いからも生み出され、
年収を上げるには、それだけ社会に貢献したり誰かに価値を与えてからこそ、だと思っている。
だからお金で買えない、時間で積み重ねるものや日々の習慣や努力の中でそれを叶えることをすべきなんだと思っている。
極論、ユニクロだってスーパーモデルが着ていれば、途端におしゃれ見えするものなのだ・・・。
(以前、ユニクロのCMで黒木メイサがユニクロのパンツを履いてさらにコンビニを闊歩するというものがあり、そのシーンですらオシャレである・・!という衝撃があった、笑)
きっと自分が投影しがちな、(そしてそれはきっと自分のコンプレックスが多少なりとも投影されている)自分の「なりたい」自分の姿を認識して、それになれるよう自分の日常や習慣を整えてあげたい。
買おうと思った時、自分が「なりたい」自分を認めて、買い物以外でも近づける道が何かないか?をちょっと考えると、よりクリエイティブになれる気がするのだ。